こんにちは、山梨のリフォーム・修理プロアドバイザーの中込雄治です。
今日は格安システムキッチンと高級システムキッチンのお話をしてみようと思います。

格安システムキッチンと高級システムキッチン何が違うのか結論を先に言いますと「使われている部材が違う」ということです。

格安システムキッチンと高級システムキッチン、一見同じように見えても構成する一つひとつの部材の性能と耐久性が違います。

そして、その違いが使い勝手や耐久性の違いの要因になっているのです。

本体キャビネット（本体）の素材、引き出しの金具、カウンター素材、シンクの形状、水栓金具、換気扇の清掃性などシステムキッチンのグレードによって大きく変わります。

リフォームの現場では２０年後、３０年後のキッチンの現実を目の当たりにします。木製キャビネットはどうしても水に弱いです。

湿気や、水漏れで木製のキャビネット（本体）が腐ってボロボロになったキッチンもよく見かけます。もう少し予算を増やしてのホーローやステンレスのキャビネットを選べば耐久性が違います。

引き出しも同じように見えますが、中級キッチンになるとオーストリアのブルム社製の金具が使われていたりします。

何が違うかと言うと、引き出し収納にたくさんのものを入れて重い状態になってもスムーズに開閉できたり、耐久性が高いので安心して長く使えるのです。

オーストリアのマイスター制度の技術力なんでしょうね。

中級品以上になるとカウンターやシンクの性能もワンランクアップします。清掃性や耐熱性はもちろんシンク水音の静粛性まで研究された商品があります。

水栓金具も一流メーカー品なら修理や交換も安心です。気になる換気扇も排気性能こそ大きな差はないかもしれませんが、ローコストと中級品以上では汚れにくさとお掃除のしやすさに大きな違いがあります。

あなたはシステムキッチンに何を求めますか。

デザインですか、使い勝手ですか、収納力それとも耐久性ですか。キッチンは一度購入したら普通なら２０年位は使用します。

家電のように１０年位で買い替えませんし、車より長く使う商品です。しかも毎日、毎日使う道具でもあります。

だからこそシステムキッチンだけは少しこだわって、予算をかけても絶対に後悔はしません。だって毎日使い心地の良さを実感できますからね。

建築のプロ、人生の先輩(？)の私のアドバイスです。